Alter, Repair & Upcycle お直し・リメイク例

ACE CAFE LONDONのジャケット着丈詰め Shorten Jacket

引っ越し後のバタバタで、いろいろ後回しにしすぎて、猛省・・・。

WEB掲載を快諾していただいたお客様のお直し分、年内中には可能な限りUPしていきたいと思います。

では、まず、ACE CAFE LONDON(エースカフェロンドン)のジャケット着丈詰めから。

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こちらのジャケット、着丈を5cm詰めたいというご依頼でした。

リブの長さは7.5cm

ボディ部分は、ポケットがあるし、全体的なバランスを想像すると、リブは5cmは残したいので、

ボディ1cm、リブ2.5cm合計3.5cmを詰めることで承諾いただきました。

ファスナーは壊れてるわけではありませんが、長さの調節は上止めの部分で行いますので、

ファスナー全部外して、それからリブとボディの間を詰めて、ファスナー長さ調節し、縫いもどします。

金額は合計9450円とさせていただきました。

工程を少し紹介します。

1.入口探し

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裏地があって、袋状になってるものは、まず、入口を探します。

このジャケットを作るときに、最後に縫ったであろう場所が入口です。

私はフードだろうと予測していたのですが、ジッパー部分でした。

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逆から縫いほどいていて、フード部分に入口がなく、これ、ジッパーになかったら・・と不安に思っていたところ、入り口を見つけて、入り口ー!と密に感動します。

2.縫いほどく

この入口を皮切りに、内側、必要部分を縫いほどいていきます。

まず、ファスナー部分▼

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ここは、ポケットのあたりの画像です。▼

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片側のファスナーを外しました▼

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リブと本体の部分▼

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ひだがついてる方のファスナーを外します。これは襟の裏部分。▼

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3.しるし&カット

そして、短くしたいところ、しるしをつけてカットします。

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画像はありませんが、ファスナーの長さも調整します。

4.縫い戻し

画像はありませんが、表側のリブを縫い付けたらファスナーを縫いもどします。

下の画像は、最初にパッチがついてるほうに、ファスナーを縫い付けたあと、ヒダの部分を入れ込んでから、トップステッチをするところです。

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中のキルティングの部分のリブも縫いもどします。

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そしたら、今日は餃子が食べたいな。。と思いながらリブがつながるように内側を縫います。▼

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縫い合わせると、こうなります。▼

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ファスナーとリブが絡む部分、ずれないようにしながら、最初の入り口、いまは出口・・?まで見返し部分、ファスナーを縫い合わせます。

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最初に見つけた入口、と同じくらい残します。▼

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そして、最後に・・最後の写真がなくて、ちょっと裏の写真になりますが、ぐるっとフードまわって、ヒダの部分のこの端までトップステッチを縫います。

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5.できあがり

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比べてみると、こんな感じです。

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