Alter, Repair & Upcycle お直し・リメイク例

Tシャツ丈詰めで後ろが長いのを前に合わせたい shorten T-shirt adjusting the back length to front one

Tシャツの丈詰めをしました。

  • Tシャツ裾丈詰め-9cm 1200円
  • 納期 3日~

後ろの丈が前よりも長いのが気になるとのことで、前の長さと合うように真っ直ぐ縫って欲しいとのことでした。これは結構むずくて、別途料金を頂いても良い例だな~と思います。

特徴と工程の紹介

薄手のニット生地なので、真っ直ぐ切るもの真っ直ぐ縫うのも難しいと思います。

  • 衣縫人BL57(針は9番、糸は90番の黒を使いました。)
  • ふらっとろっくBL72S(針は9番糸は90番の紺色を使いました。)

家庭用ミシンのジグザグで縫えるのかどうかはわからないです。直線縫いで縫うときは、あればニット用の9番糸はレジロンでいいのかな?なぞ。ニット用の針は先が丸くなっているので穴が開きづらいので、こういうTシャツなどのニット生地は専用の針を使うほうがいいです。

アイロンかける

まず、アイロンをかけて、フラットな状態にします。アイロンは押し当てるように、時々Tシャツをふわっとアイロン台から離して置きなおしたりして、伸びたまま固定しないようにアイロンをかけます。

仕上がり線とカット線を描く

問題は、前身ごろも真っ直ぐではないというところ。

前身ごろの中心が一番短く、前身ごろは上に、後ろ身ごろは下に、緩やかに弧を描くような、裾の仕上がりでした。これを真っ直ぐにするのもなかなか骨の折れる作業です。

前身ごろの短いところに合わせて、左右に差がでないように直線を引きます。ここは、2~3mmくらいの差だったので、そこから短くしたい長さ9㎝のところ、9㎝弱を測って線を引きました。そして、チャコペーパーを使って、後ろ身ごろに前身ごろの裾の方の直線を写します。写したら、また9㎝弱のところに仕上がり線を描きます。そして、仕上がり線から2.5㎝のところにカット線を引きます。

カット

カット線を切っていきます。2枚一度に切らず、線に合わせて慎重に切ります。

糸決め→縫う→アイロン

Tシャツの色は深緑でした。緑はあったのですが、浮いて見えるぐらい色の違いがあったので、なじむ色を探しました。茶色と紺色を合わせて、紺色の方が目立ちにくかったので、紺色の糸を使いました。

生地が薄いときは、ロックミシンで端の処理をしてからカバーステッチを縫うと失敗しにくいです。

最後に裾を合わせてアイロンをかけて終了です。普通の丈詰めより3倍以上の時間かかったー!

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