Alter, Repair & Upcycle お直し・リメイク例

ロックミシンを使ったTシャツの裾上げ hem t shirt with serger

ロックミシンを使ったTシャツの裾上げです。

料金は、1200円です。
(カバーステッチでもロックミシンを使った裾上げでも。洗濯ラベルの移動があってもなくてもこのお値段です。)

納期は、2営業日~です。
(例えば今日預かって明後日お渡し)

今回のTシャツは、カバーステッチではなくて、ロックミシンで裾が処理されていました。久しぶりに見た縫い方だったので記事にしたいと思います。

「ふらっとろっく」などの、カバーステッチ用のミシンは持ってないけど、ロックミシンは持っている。そういう方でも、この方法ならTシャツの裾上げはできますよ(^^)参考になったら嬉しいです。

ロックミシンを使ったTシャツの裾の縫い方

ちなみに、カバーステッチは、こういう↓↓縫い目です。

違いは、縫い目と仕上がりの感じです。カバーステッチだとフラットに仕上がりますが、ロックミシンで仕上げた場合は、少し「く」の字に裾が浮きます。今回のTシャツは、袖もロックミシンで縫われているし、襟元が前開きになっているので、どちらかというとスポーティな印象のあるカバーステッチよりかは、オリジナルのままロックミシンで縫った方がいいのかな~と思った次第です。

工程の紹介など

使用したミシンと糸

ミシンはロックミシンの衣縫人を使いました。

糸は、オリジナルの糸(色)に近いものを探しました。60番のシャッペスパンと20年くらい前にアメリカで買った50番~60番のたぶんポリエステルの糸。グレーの糸はたくさんもってるのですが、ロックミシン用は90番がほとんどで、またグレーも色んなグレーがあります。合う色が大昔に買った糸だと、当時を思い出して懐かしくなったり、持って帰ってきて良かったなと嬉しくなります。

Tシャツの裾上げでは、通常はカバーステッチ用のミシンを使用して、糸も60番くらいの太さのものを使うことが多いです。(色がないときは90番の糸を使うこともあります。)ロックミシンは、裾をかがるのが目的なので、表の生地に響かないように、90番の細い糸を使います。でも、今回は、ロックミシンを使って裾上げをしますので、オリジナルにも近い、60番の太目の糸を使いました。

仕上がり線を引く→カット

-4㎝の裾上げだったので、裾から4㎝のところに線を引きます。ヘムの幅は2㎝でした。ちょうど縫ってあるところです。でもずれてることもあるので、仕上がり線のところから2㎝下のところに、線を引いてカットしました。糸が邪魔して線が書きづらいので、ポイントポイントで印をつけています。

糸のセット

右針糸と上ルーパー糸としたルーパー糸をセットします。何度か試し縫いをして、右針糸と上ルーパー糸はゆるめて、下ルーパー糸だけ通常のテンションにセットしました。ゆるくしてあえてステッチを縦に出したかったので。

縫い方

まず、仕上がり線のところで縫い代が内側(裏)にくるように折ります。それから、そのまま表側に折ります。その時、縫い代の端が4㎜くらいでるようにします

布を切らないように、ロックして、折り目の端だけ縫うようにします。

オリジナルとの比較

最後にアイロンをかけて完了です。下の写真は、オリジナルとの比較です。オリジナルでは糸のところの生地の色が色濃く残っているので、全く同じということはできないのですが、この縦に糸を見せる感じは似たような感じに表現できたと思います。

誰かの役に立てますように。

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