かねてより、ここに記事にして書こう書こうと思っていましたが、忙しさを理由に放って置いてしまいました。
お写真の掲載をお願いするときなど、何かの権利を侵しているのではと心配される方も複数人いらっしゃるのでここにお知らせします。
INPT神奈川県知財総合支援窓口に相談
著作権、商標権、意匠権、色々あるけど、リメイクした服の写真のっけて大丈夫?
結論を言うと、掲載して大丈夫です。
問題ない、というのを「INPT神奈川県知財総合支援窓口」に伺って確認を取っています。
この窓口に私が話した内容
- ブランドやアーティストのロゴの入った衣類をリメイクして欲しいと頼まれてお金をもらってリメイクしている。
- その仕上がった服の写真をブログに掲載している。
- ロゴなどのデザインが変わったり、服の仕様も変わるが、それをアーティスト名やブランド名を出してブログやインスタなどで紹介しても問題ないか?
窓口の回答
- アーティストグッズをリメイク自分好みにリメイクしたい。→ 個人で楽しむものなので、問題ありません。
- じゃあ、その写真を載せるのは? → 個人の作品を掲載してるだけなので問題ないです。
- 例えばブランド品をリメイクしたものをブランド名を出して販売していると? → NO!それはダメです。問題あります。
ブランコロンで取り扱うリメイクの写真について
販売しているのは時間と技術
わたし、ブランコロンでは、リメイクしたアーティストグッズやブランド品は販売していません。
リメイクをしたいけど、設備や技術をお持ちでないお客様の代わりにお金を頂いてリメイクをしています。
私は、私の技術と私の時間を販売しています。
リメイク写真は仕事のポートフォリオ
私のリメイク作品のポートフォリオとして写真を掲載しているので、知財を侵害していないというのがINPT神奈川県知財総合支援窓口の電話口の方の見解です。
アーティストやブランド名を出したい理由
これは、同じアイテムをお持ちの方が検索したときに、私もコレしたかった!と見つけやすいようにするためです。当店には、同じアーティストのパーカーが集まることがあります(※)。
お友達同士でご注文される方もいらっしゃいますが、もし、お互い知らないけど同じ人のファンで、コンサートで「あら!あの人もパーカーリメイク!」と、お店でパーカーが先に出会って、会場でご本人が出会って…、みたいなことがあったら運命的~!なんて想像するのが楽しかったりします。なので、掲載させていただけるととても嬉しいです☻
(※)届いたパーカーなどの取り扱いとして、洗濯屋さんでつけるような細いタグにお客様の名前を書いて、衣類のヒモやタグに付けて、伝票と一緒に1お客様1袋に入れて管理しているので、当店に別々のお客様から同じものが届いたとしても、入れ違うことはありませんのでご安心ください。
INPT神奈川県知財総合支援窓口を知った経緯
どうやって知財の相談窓口を知ったかというと…。
"blancoron"取られた事件
産後、そろそろ仕事しよう!と思って、かねてより導入を考えていたネット予約の検索していて、どれがいいかもうわかんないので、とりあえずリクルートのエアレジと連携?してる予約システムエアリザーブに登録しようと思ったら、思いがけずリジェクト。
私の唯一無二のID、「blancoron」何者かによって取られていたのです。
はぁーーーっ???エアリザーブはエアレジの仲間でしょう!?なんでエアレジで使ってるblancoronがエアリザーブに取られちゃうのよっ!!!
怒り心頭、パニックになりながらも、商工会議所にある「よろず支援拠点」(※)に相談。ここで、この「INPT神奈川県知財総合支援窓口」というのを教えてもらいました。※よろす支援拠点とは、中小企業庁が設置する無料の経営相談所で、横須賀では商工会議所内にあります。私は商工会議所の(幽霊のような)会員でなのですが、電話してきいたら、この「よろず支援拠点」さんにつながりました。この店名取られた問題の他、契約書の内容やリースなどよくわかんないことがあるときに話を聞いてもらったことがあります。商工会議所の会員でなくても利用できるのではないかと思います。たぶん。
長々説明をした結果、他県で他業種だからどうにもできないことを教えてもらました。一応、商標権など登録した場合の金額や申請の仕方など教えてもらいました。
月日がたって、とあるお客様にリメイクした写真を使っても良いか伺ったところ、意匠権など大丈夫か知りたいとの返信をいただきました。この時はスポーツブランドで、ちょうど胸元のロゴが半分に割れて切れちゃうので、そういうデザインが変わってしまうことに対して何か問題があるのではないかというご質問でした。それで、「INPT神奈川県知財総合支援窓口」に電話し伺いました。結果は冒頭に書いた通り。
電話でお話した方が、店名の時と同じ担当者の方で、いちから状況など説明するのに、私のウェブサイトを見てもらい、問題がないことを確認したのですが、話の終わりに、ブランコロンの商標権を取った方がいいんじゃないか?と提案されたんです。「他にも使いたい人がいるって前に問い合わせがあったような気がする。すぐに取った方がいい。」と言われ、「それ私です。いつぞやはお世話になりました。」とお礼を申し上げたのですが、最初に問い合わせた過去の私がいるのに、次に問い合わせた人物がいたら最初の人を無視して勧めるんだと思ったらなんだか怖くなりました。
最後、どうでもいい話を書きましたが、とにかく、問題ないのでご安心ください。