予想作業時間から洋服のお直しにかかる適正価格を割り出すツールを作ってみました。これが絶対的に正しいというものではありません。お直し料金に悩む私が使いたくて作りました。作ってみたというか、あーだこーだしつこくCopilotに言ってコードを書いてもらいました。
私の場合、洋服のお直し料金は作業時間を予想して計算しています。品物を見ながら頭の中で、どこを分解してどう直すかを想像して、このくらいかなぁ~?とかかる時間を予想します。初めてor久しぶりに取り組むものなど、自分の能力を過信して少なく見積もってしまい、後悔することが多いです。はは。
同業者の皆様、もしよかったらお遊び程度に使ってみてくださいませ。あくまで一つの参考としてご利用いただければ嬉しいです。今後、予告なしに設定値を変えることもあると思います。ご了承ください。
設定事項の説明
お店の特性によって異なると思います。あくまで当店の基準です。
- 作業タイプ:作業タイプは基本となる倍率を決めるところです。店舗勤務の場合、接客や作業だけでなく、掃除や会計といった幅広い業務が含まれます。さらに、店舗運営には光熱費や備品、ミシンのメンテナンスといった経費もかかるため、ベースを時給×3にしています。利益を確保することで、長期的な運営を支える役割もあります。一方で、内職の場合は直接お客様と接することはなくても、事務作業や掃除が発生するほか、自宅の一部を作業スペースとして利用することを想定しています。というわけで内職者のベースを時給×2で設定しています。
- 難易度:作業の難しさを3段階で表しています。「低」はボタン付けや簡単な裾上げのような作業を、「高」は上着の肩幅詰めのような複雑な作業をイメージしています。真ん中の「中」には、例えばスラックスのファスナー交換のような、少し手間のかかる作業を当てはめています。
- スペース:作業に必要なスペースの規模を3段階で表しています。「小」はボタン付けのような少スペースで済む作業、「中」はズボンの裾上げやウエスト詰め、「大」はドレスやアウターのお直しなど、広いスペースを必要とする作業を指しています。
- 頻度:お直しの需要の高さを3段階で表しています。例えば、ズボンの裾上げのような「高頻度」の作業は、多くの方が利用する基本サービスなので料金を少し割り引くようにしました。一方で、サイズ変更やリメイクのような「低頻度」の作業は、時間や手間がかかるので通常の料金設定となります。
- 時給:時給は作業者の技術力を考慮しています。経験やスキルが高い方ほど作業スピードが速く、より高い時給を設定することが理にかなっていると思います。同じ作業内容でも技術に応じて柔軟に設定すると良いですね。
- 作業時間:1日の中で、実際に縫製作業に充てられる時間です。たとえば、1日8時間勤務の場合、接客や掃除、事務作業に数時間が必要なので、純粋な縫製作業時間として6時間程度を入力するイメージです。接客時間が長いほど、高級店での接客やお茶を出す時間を含めたおもてなしなど、お客様に丁寧に対応しているという意味合いで、料金が高くなる傾向もあるかと思います。
- 家賃:家賃は作業場の維持に関わる大切なコストです。店舗の場合はそのまま家賃を反映させますが、内職の場合は自宅の一部を作業スペースとして使っていることを想定し、例えば家賃の1/5を計算に入れるなどすると、公平で適正な料金設定ができるのでは?と考えています。
適正価格計算ツール
計算結果:
ここに結果が表示されます