This is a special alteration by making patterns.
パターンを作成しての、Tシャツリサイズです。
Just making it smaller without changing the neckline makes the printed picture position unbalanced. So unseaming every part and I resized it.
というのは、
とても大きいTシャツを体に合わせた幅にリサイズしますが、襟ぐりそのままでリサイズすると、プリントの位置が下になって、バランスが悪くなる、ということで、襟ぐりも付け直しの、全解体のリサイズです。ついでに、もともとのプリントの中心がずれてるから、それも調整されたいということで、下の画像のように調整しました。
お値段は、7560円(パターン&税込)です。
この場合、ネット上だけでのやりとりはちょっと難しいかもしれませんが、ご興味ある方はご相談くださいませ。
では、工程を少し紹介します。
1.Unseam 縫い目を解く
袖をほどいて外します。これは、筒形のボディに、袖が丸付けされたものでした。
ちなみに、大きいからと、解かずザクザク縫い目のところを切る、というのは危険なのでやりません。
襟ぐりもほどきます。下は、襟ぐりの部分のステッチ画像です。
チェーンステッチなので、いつもはピロピローっと解けるのですが、生地となじんでしまっているとそうはいきません。
しかも糸はウーリーなのでフワフワとした繊維が絡みやすく、慎重にほどきます。
襟ぐりのバイアステープを外したら、今度は襟のリブニットを外します。
2.Mark & Cut カット
前身頃、中心にしたい部分で折り曲げます。半分に折って、左右を合わせるということではなく、プリントを中心にします。
↓ 作った型紙を置いてみました。超ギリギリでした。解体時、縫い目を切らなくて本当によかったと実感します。
前身頃をカットしたら、今度は後身頃。
そして袖。袖山の高さを6cm。前のカーブを深めにしました。
3.Sew 縫う
もともとのTシャツと同じように、ウーリー糸を使いました。1本針、ウーリー3本で。
ウーリー糸はフワフワしていて、伸びます。
まず、前と後ろを合わせて、肩を縫います。次に、ネックライン、リブニットを縫います。
そして、バイアステープ。
今度はロックミシンではなく、「ふらっとろっく」を使って、ウーリー糸2本使ってチェーンステッチです。
個人的にはここが一番しんどい作業です。
次に、袖を身頃につけて、脇を一気に、ロックミシンで縫います。
Tシャツのボディは筒ではなくなりましたので、平付にしました。
↓ (仮)状態です。丈については、最後に調整したかったので、この時点でフィッティングです。
4.adjustment 調整
一見問題なさそうなのですが、丈うんぬんの前に、袖が・・・ということで、再度調整します。
(着用された写真があればわかりやすかったかもしれません。写真の必要性をいつもすべて終わった後に気が付きます。ごめんなさい。)
フィッティングされた際に、「袖が大きく、脇のシワが気になる。」
ということで、型紙も作り直しました。袖を丸付けにしたかったからです。
ショルダーポイントが内側寄りで、広がらない袖にしたい、ということで、
通常、Tシャツ袖山は5~6cmとのことですが、思い切って12cm。
最初の段階で、袖口をあまり狭めなくてよかった。アームピット部分。真のギリギリ。
布足りてないんじゃないかという疑惑がありますが、型紙の縫い代は1cmで実際には5mmになりますので、しるしをつけるとこんな感じです。
身頃のアームホール部分もカーブが変更になってますので、それも新型紙にラインを合わせます。
ちなみに、平付けは、身頃に袖を付けてから、脇を一気に縫いますが、
丸付けは、下のように、身頃の脇を縫って、袖の脇を縫って筒状にし、それを合わせる、というやり方です。
そして、完成。
(仮) → 完成、画像です。
いろいろ段階を多く踏んでしまって、反省点がいっぱいです。
もうちょっとスマートに動けるよう、精進したいと思います。