2月中旬くらいに、自分と夫用にマスクを作ろうかと色々やっていたところ、友人より作って欲しいとの連絡が。30枚近く欲しいということになって、おお、こりゃ真剣にマスクについて考えたいと、試行錯誤して1か月。
ようやく形になりそうです。ネットショップでも販売しようと準備中です。アップしたらブログなどでお知らせします。
さて、ここから、私のマスク作成における試行錯誤の記録です。
最初、無料でDLできる型紙などで作ってみたらなんか小さいし、タイベックという防護服用の生地を取り寄せてみたものの、息できなくて苦しく、サンプルを作ってる間に、マスクって衛生品だから、規定とかあるんじゃないの?マスクってなに??など、疑問が疑問を呼んでマスクについてまず調べることにしました。
参考にしたページ
1.国民生活センター 「ウイルス対策をうたったマスク」
www.kokusen.go.jp/pdf/n-20091118_1.pdf
ここで、下記のことがわかりました。
・マスクには公的な認証や基準はない
・すべての銘柄で平均漏れ率が40%以上
・社団法人日本衛生材料工業連合会が「マスクの表示・広告自主基準」を定めている。
2.社団法人日本衛生材料工業連合会 マスク
http://www.jhpia.or.jp/product/mask/index.html
ここで、私が作りたいのは家庭用マスク、そして一般的なガーゼの家庭用マスクは、6枚重ねくらいになっている、ということがわかりました。
生地ついては、ガーゼで、と思ったものの、ネットでは在庫切れかやけに高い。そしてユザワヤでは購入制限がありました。
ちなみに、ユザワヤ上大岡店も2mまで、横須賀店は1mまででした。サラシも売り切れ。ゴムも売り切れ。無地のガーゼ生地など皆無。好みでない柄が織り込まれたオーガニックコトンは倍の値段。私が購入できる範囲でプリントのWガーゼを何種類か日をまたいで購入しました。
個人的に、マスクは無地がいいな~なんて思っていて、代用できる生地はないか模索しました。Tシャツの生地もコットンだからいいかな~と思いました。ユザワヤでは厚地のニット生地はなくて、薄いものしかなかったので、結局、オンラインショップでKURABOUさんの高い洗濯耐久性と消臭性を実現した生地、ネイティックフレッシュというニット生地を表生地に使うことにしました。口側は、ガーゼとかサラシなどコットンの織生地で。
形は、国民生活センターの公開されている報告書によると、鼻と頬から空気がはいるということで、もみあげ近くまで生地がくる幅広で、ノーズワイヤーには、ユザワヤで見つけたテクノロートという形状保持材を利用するとこにしました。
私は、2011年3月、あの大地震が起きた時、ナプキンやおむつが不足しているというニュースを目にして、布おむつやナプキン作ってみようと、サラシとソフトハッピー®という布おむつ用の生地を1反(一袋?)ずつ購入していました。でも、2011年2月にオープンしたばかりで、生地は購入したものの手が回らず、それらに全然手をつけていませんでした。なので、それらを利用してサンプルを作り、友人に何個か送りフィット感など確かめてもらいました。
その中で、おおお!!と感動した友人のアドバイス。
「口側の生地はベージュがいいなー。
ファンデーションが付くのが気になるねん。」
なるほど!ということで、これもまたたまたま持っていた染め材、DYLONのベージュで染めて作りました。
ゴムも、軒並み売り切れ状態でした。これもたまたまといいますか、以前、お取引先に頼まれて購入したポリエステル/ポリウレタンのタテアミゴム スーパーソフトというのを持ってまして、結局思ったほどに使わず、こちらの在庫としてたくさん残っていたんです。3cm~5cm巾とボクサーパンツのウエストくらいの幅があるので、試しに細く切って伸び縮みさせてみたら、簡単にほつれることがありませんでした。念のため、今後このゴム使うことがあるかをお取引先に確認しましたら、ないのでご自由にお使いくださいとのことでした。
ゴムの長さは本当に未知数。でも、私はゴムの力を信じて、私でちょっとキツイような気がしないでもない、は、私より顔が小さい人でも鼻が高くて私より長さがある人でも、まあまあ良い長さなのではないかと。そんな基準でゴムの長さを決めました。
子供用については、もう真に謎なので、ゴムは結ばずに袋詰めしようと思ってます。
次に、どういう仕様のマスクなのか説明します。(続く・・)