H&Mワイドパンツの裾上げをしました。
ワイドパンツの裾上げ工程の紹介
お直しの内容とパンツの特徴
- 裾上げ3㎝
- 20㎝幅以上
- ストレッチ素材
- 三つ折りタタキ(ヘム1.5㎝弱)
- 糸はオリジナルに近い20番の黒を下糸に、上糸は黒の30番にしました。
三つ折り タタキ 20㎝幅以上 800円
仕上がり線を引く→縫い解く→アイロン→カット線を引く→カット
裾から3㎝のところに裾と並行に線を引きます。ステッチを縫い解き、アイロンをかけます。ヘムは1.5㎝弱なので、仕上がり線から3㎝のところにカット線をひきます。カットします。
トンカチでつぶす→縫う
三つ折りにします。サイドは折り伏せ縫いで縫われていました。折り伏せ縫いはそれだけで4枚が重なっています。3つ折りにすると、12レイヤーあることになるので、そのままではキレイに縫えません。なので、その分厚くなっているところは、木槌で叩いてつぶします。そうすると縫いやすくなります。
このパンツの生地もストレッチ素材だったので、PPバンドを間に挟んで縫いました。
仕上げ
黒い生地に白いチャコは目立ちますね。チャコは、裾を切った後の布、残布(ざんぷ)でこすって落とします。これでも消えないときは、チャコ消しペンを使います。
最後はアイロンをかけて仕上げます。
お客様より、「引きずらず、ストレスフリーで履けそう」とご連絡いただきました。お役に立ててうれしいです。ありがとうございました。