Alter, Repair & Upcycle お直し・リメイク例

スラックスの裾上げ シングル 靴擦れ付き single hold hem with a tape

スラックス裾上げ(-6.5cm)です。フィッティングをしました。

  • シングル 1000円
  • 靴擦れ付き 400円
  • 消費税 10%
  • 納期 1~2営業日

ご来店のお客様なので、送料はありませんでしたが、郵送でも可能です。

春夏もののスラックスであれば、レターパックライト370円(全国どこでも)で送れると思います。レターパックプラスだと520円です。お送り先により料金は異なりますが、ヤマト運輸さんの宅急便も対応できます。

特徴と工程の紹介

使用したミシンや工程を紹介します。

使用したミシンと糸の種類など

  • シュプールの職業用ミシン(針は11番、糸は60番の色は黒)
  • ロックミシン(衣縫人、針は12番→11番でもいい、糸は90番のチャコールグレー。)

家庭用のミシンでもできます。糸も表に出ないので、わざわざ色を合わせた糸を買わなくても、暗い色のパンツならなら黒、明るい色のパンツなら白の糸で対応しても◎。糸の太さは50番もしくは60番で大丈夫です。針は11番で良いです。

一部、ロックミシンを使うところがありますが、家庭用ミシンのジグザクなどをご利用されると良いと思います。

すくい縫いのミシンで裾をまつりました。家庭用ミシンにまつり縫いの機能があればそれでも良いと思います。手縫いが案外手っ取り早いかも。

ご家庭でもできると紹介していますが、ご自身でやりたい方へ勧めています。手縫いで縫う等、地味に時間がかかると思いますので、TIME IS MONEY!ポリシーの方は、ぜひ私のところ(もしくはお近くのお直し屋さん)へお持ちください。

準備:仕上がり線を引く→すくい縫いと靴擦れをほどく

  • 裾から-6.5㎝が仕上がり線。チャコで線を引きます。
  • すくい縫いは、始まりのあたりにあるループを切って、目打ちなどで次のループを外すと、簡単に解けます。
    (始まりは裾の内側にあります。)
  • 靴擦れは、目打ちを使って縫い目をすくってひっぱり出して切り~~を繰り返して解いて外します。

サイドの処理:折り返した時の幅が合うように広げる

折り返した面が12㎝弱

でした。長さはこのままで、折り返した時の幅が合うように、サイドの処理をします。レディースの場合は、4~5㎝くらい残してカットしますが、メンズは10㎝くらい残します。後でダブルにしたいとか、共布にするなど用途があります。レディースの場合はもともとの作りで折り返しが4㎝くらいなことが多く、それに合わせています。

仕上がり線のところで折り返して、幅の差を見ます。今回は5㎜くらい広げたいです。

縫い代が広い方のロックミシン少し解いて、縫い代を抑えるために縫ってあるステッチを解きます。縫い代を起こし合わせて、もとのステッチから5mm外側の端から、8~10㎝くらい元のステッチに向かって線を引き縫います。

縫ったら、元のステッチを解きます。開いて、幅が合っているか確認をします。合っていたら縫い代を開いておさえるように縫い、ロックミシンで端の処理をします。

裾の処理:靴擦れを縫う→裾をまつる(すくい縫い)→アイロンで仕上げ

仕上がり線のところで折り、アイロンをかけます。かかとにあたるところに、靴擦れを縫います。靴擦れの端は少し上がるように、弧を描くような形になるように縫います。中心から縫うとやりやすいです。

もう一度、アイロンをかけて、すくい縫いミシンで縫います。これは縫い目が表に出ない縫い方をするミシンです。最後にアイロンをかけて仕上げておしまいです。

アイロンをかけるときのあて布は、テカらないようにするために必要です。ハンカチなどでも対応できます。

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