Alter, Repair & Upcycle お直し・リメイク例

合皮(フェイクレザー)コートの袖丈詰め Shorten sleeves of synthetic leather coat

ZARA(ザラ)合皮(フェイクレザー)コートの袖丈を11㎝詰めました。飾りベルトの移動もしています。

  • 料金 5000円
  • 納期 1週間~

フェイクレザーは縫い直しができないので、緊張します。

工程の紹介

利用したミシンはシュプール90、針は9番、糸はポリエステルの60番を使いました。

飾りベルト

まず、ボタンを取ります。

飾りベルトの位置など確認しておきます。

縫い解き+印付け(線引き)

裏地をめくって、袖の中に手をいれて、裏表にします。

折り返しの長さを測ります。

アイロンで接着するやつが施されていました。

裏地を縫い解いて、折り目から11㎝のところに袖口と並行に線を引きます。そこから袖口に向かってヘム分3.5㎝のところに線(カット線)を引きます。

袖は、袖口に向かって細くなっているので、折り返しのところは、線は少し「く」の字にしたいところ。そのまま折り返すとヘムの端の布幅が足りません。袖は袖口にあたるところを5㎜ほど細くする必要があったので、そこから脇のオリジナルの縫い目に向かって線を引きました。

袖側も飾りベルトを移動する分縫い解きます。飾りベルトはズレないように細い両面テープで仮止めしました。

縫う+折り返しの処理

袖脇に引いた線に合わせて縫います。裏地を縫う前にボタンを縫い付けます。

裏地を縫い付けるときは、若干ややこしい。

ダイナックテープというのを使って、折り返しの端を接着しました。布の生地であれば、まつり縫いなどで端が落ちないように縫います。合皮でも、ナイロンだとアイロンで溶けると思います。ポリエステル・ポリウレタンであれば、大丈夫のようです。でも、これだけでは心もとないので、縫い代同士を少し縫い合わせて落ちないようにしました。

色が白で、合皮で、飾りベルトあり、など、緊張ポイントが多々ありましたが、うまくできてよかったです。

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