当店では、紳士スラックスのウエスト詰めは2100円(税込)です。
ちなみにウエスト出しは1,890円(税込)です。
とても痩せたという、うらやましいお客様がいらっしゃって、スラックスのウエスト詰めを承りました。
スラックスのウエストは、センターで調節する場合、±3~4cmがお直しできる範囲です。
ちなみに、それ以上になると3方詰め・出しという、センターと両サイドに直したい幅を分散させて直す方法になります。通常だと1本あたり8000円くらいでしょうか。当店では現在のところ承っておりません。
せっかくなので、このセンターでのウエスト詰めの方法をちょっと紹介します。
1.ほどく
まず、内側のまつり縫いのところをほどきます。
ループの下のところもほどきます。
2.しるしをつける
ベルト部分はまっすぐに。
ベルトの下からお尻のところまで、自然になるように線をひきます。
3.縫う
線を引いたところを縫います。
これは人それぞれなのですが、私の場合、ベルトの中心を合わせて2回に分けて縫います。
表からみると、こういうイメージ。
こうすると、ずれることが少ないです。
一回縫ったら、表にして、この3か所がずれていないか確認し、もう一度縫います。
ウエストやお尻はよく引っ張られるので、2度縫いをします。
そしたら、もとのステッチをほどきます。
お直しされてない既製品はチェーンステッチで縫われているので、はしっこから糸をひっぱると、ぴろぴろぴろ~~とほどけます。
4.しまつ
ほどいたら、ここの部分にアイロンをかけて、折り目をとります。
どちらでもいいのですが、中心を合わせたら、片方のベルトの縫い代部分を根元からぎゅっとおさえ、クルっとひっくり返します。
ぎゅっと押えてずれないようにしながら、ベルトの縫い代を中心線と平行に縫います。
こうすると、中心がずれません。
次に、最初に外したループの下の部分を縫いもどします。
最後に、ベルト縫い代の端の部分を三角に織り込んでアイロンかけて、
最初にあったようにまつり縫いをして、またしっかりアイロンかけて完成です。
そして、せっかくの完成した写真を撮らなかった・・・。
いつも、いつも、肝心なところの写真を撮ることを忘れます。
どうすれば学習能力つくのかしら・・・?もう無理?