Alter, Repair & Upcycle お直し・リメイク例

ジョナサン君のジャケット リメイク工程 Jonathan's Jacket REMAKE process

先の記事で紹介したジョナサン君のジャケットのリメイク工程を一部紹介します。

(※一部どころか、本当にちょっとです。紹介しますっ!なんて大きいことを書いた自分を呪ってます。なぅ。
この記事は、5月中旬に書き始めました。ご興味のある方は、
最初の、書くぞ!という熱のこもりようと、後半、いっきにその熱が消失する様もお楽しみください。)

先の記事で紹介したジョナサン君のジャケットのリメイク工程を一部紹介します。

画面で見るところの左半分です。

長くなるし、写真が下手すぎて、わけわからないと思いますが、ご興味のある方はおつきあいくださいませ。

私は、婦人服ばかりを取り扱ってきて、学校でも紳士(スーツやシャツ)はやったことがないので、紳士物は一から作れません。

紳士もの(スーツやシャツ)に関わるお直しでは、スラックスのウエスト詰め・出しや、紳士ジャケットの着丈、袖丈詰めくらいの経験しかなく、婦人服と紳士服、何が違うの?と問われれば、紳士服は複雑怪奇らしいよ、という噂話くらいしか知りません。私がこのジャケットの件について問い合わせた知人たちの中に、60代のベテランさん2人おりましたが、一人は女性ものはやるけど、紳士はやらない、もう一人は、ムリムリムリ~!という返答でした。予算どうのこうのではなく、とにかく紳士はやりません。の回答でひた・・。

今回はたまたま、パーツを取り換えるだけという案件に落ち着いたので引き受けました。
(でも、決して簡単という意味ではありません。)

洋服のお直しは、リバースエンジニアリングのようなものかな?と私は思います。

分解しながら、どのように縫われているかを探り、直したい部分を直したら、縫われていたように縫いもどす。
さまざまなタイプの洋服を縫いほどきながら学ぶこともあります。

私のお気に入りの番組で、アメリカン・ビンテージ大修復!ビフォー&アフター(Rick's Restorations)というのがあります。

リックというおじさんが経営してるこのお店は、古い貴重な物品、たとえば、自転車やキャンディーバーの自販機などを修理して、磨いたり、お客の好みに応えて塗装しなおしたりする仕事を受けていて、番組では、お客のインタビューなども交えて、どのように直していったかの工程、受け渡しまでを紹介しています。

よく、リックや他の作業員たちは、最初にそのアイテムがどのように組み立てられてるかを手をつける前に写真を使って記録しています。私も、複雑なものは写真で記録することがあるし、取扱うものは違うけど、直したり、お客さんの好みにカスタムするというのが、似てるなって思っていて、いちいちリックの発言にうなずいてしまいます。

見積もりを出すのは本当に難しいとリックもよく言っていますが、私も、ふたを開けてみないことには、どれくらいの時間と技術が必要かなど、わからないことが多々あります。

紳士ジャケットも複雑で、実際に縫いほどいてみないことには色々わからないことだらけです。

とにかく、蓋を開けてみないことには始まりません。

機械はわからないのですが、洋服には、縫ってある順番があって、最後に縫われたであろう箇所を探すところから始まります。

このジャケットの場合は、袖の裏地中央部分でしたので、そこから始めます。

袖の裏地にある縫い止めを解く

袖裏返して、袖の裏地、切れ目まで縫いほどいて、縫い止める

そこから手を入れてアームホ―ル内側を出す

脇の部分です。裏地の袖と身頃、まつり縫い?ほどく。

アームホ―ル解く。一部。縫い目1.5。

アームホ―ル下、伸び止め(細い、本のしおり用についてるような紐)、解く。

裏地と身生地の間に手を入れて、裾をつまんでひっくり返す。

身頃、サイド、身生地と裏地、縫ってるところ解く。

裾部分。

身生地サイド縫い解く。

ポケット袋と裾をまつってるところを解く。

ポケット袋とサイド縫い代を縫い止めているところ、解く。

ポケット袋、裏、見返し、接着はがす。

裾の身生地と裏地を縫い解く。

ポケット。ふちの閂を外す。

ポケット上縫い解く。

ポケット袋、両端ステッチ2本とロック5~6cm解く。

フラップ部分縫い解く。

ポケット袋外す。

脇、縫い解く。

接着芯剥がすして、サイド、縫いほどく。

折り目がついてるところ、アイロンかける。

ここより、本日(7/3)書きました。

そ、それで・・・

外したパーツ(脇、ポケットのフラップ)にアイロンをかけて、

やわらかめの芯を貼ったサテン生地にのせて型を取ってカットして・・などしたのですが、

どこを探しても、写真が見つからず・・・。

このブログ記事を書き始めて、この型を取った場面の写真を入れ込もうと思い、

このフォルダかな?こっちかな?と、フォルダをWクリックしまくって、

あら、写真がないわ・・、では明日探しましょう・・・と保存して中断。

翌日より、あれやこれをしてる間に、軽く2か月は経ってしまいました。

時が経つのは早いですね・・・。

もう一度探してみたけど、写真、見つかりませんでした。

撮ったと思ってたけど、夢だったかな・・・。

もしも、ここまで読んでくださった方がいたら、申し訳ないです。

ギブアップさせてください。

工程としては、縫いほどいた逆の順番で縫いもどしていくイメージです・・・。

orz...

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