私は7台のミシンを所有しています。そのうちの4台は私が購入したもので、他3台は頂き物です。
- 直線縫いミシン brother DB2-B714-3
- オーバーロックミシン Yamato DC-1H
- スクイ縫ミシン Yamato CM-251クラス
ここでは、どういうご縁があってその3台のミシンを頂くことになったのか、その経緯をお話したいと思います。
バイトと職業訓練校
私は転職を何度かした後、2010年、リメイクやセミオーダーのできる洋服のお直し屋さんとオンラインショップをやりたいと思い、職業訓練校でデータベースの勉強をしながら、洋服のお直し屋さんでバイトをしました。当時、職業訓練校にデータベースを勉強してサイト作りを学ぶ、というようなクラスがあったんです。おお!これは私が求めていたクラスでは??と思って受けることにしたのですが、実際のところ、そのクラスを請け負った会社は初めての試み(?)だったそうで、なかなか思ってるようにクラスが進まないようでした。政府から指示された必須項目として、エクセルとワードの授業、職務履歴の書き方などがあって、それらが予定よりも多くなったのかな?SQLなどのデータベースに関する事柄を十分に勉強するには時間がなかったように思います。データベースうんぬんをしっかり学んだか?と問われると、どうだろ・・?と弱気な発言しか出てこないです。でも、クラスは楽しかったです。
お直しのバイト先では、おひとり、仲良くしてくださる方(XXさん)がいました。その方がとてもお直しが上手だったので、その方のシフトが入ってる日は、授業後にバイト先を訪れて、やり方を見せてもらいながら教えてもらっていました。邪魔をしては申し訳ないので、私からは、コンピューターの操作を少し手ほどきしました。コンピューターを使ってウェブ上のアプリで売り上げ管理をしていた会社だったので、コンピューターに慣れていないと、操作の度にドキドキするようでした。なので、操作方法を知ってる人間が横にいるという安心材料として私は活躍したと思いたい、です。
そこでXXさんに、私の将来やりたいことを話していました。
私、いずれ、お店開きたいんです。
もし手頃な工業用ミシンの情報あったら教えてくださいね!
横須賀ビジネスオーディション
その年、横須賀にビジネスオーディションがあることを知りました。
上記の記事「横須賀ビジネスオーディション」にも書いてますが、一発目で受かるはずがないと思っていたので、練習なんだから!とガチガチに緊張せずに挑みました。それが良かったのかもしれません。なんと、受かりました。
上記の記事「お店の名前の由来について」でも少し触れたのですが、受かったと言っても、条件付きだったんです。2011年3月までに実際にお店をオープンすることができたら助成金を払いますよ、ということでした。
正直、資金はないし、設備もない。うーん、困った。と思いました。
タイミングが良すぎるオファー
条件付きで合格という連絡を受けた2日後、お直し屋さんのバイト先でお世話になったXXさんから電話がありました。
前にミシン欲しいって言ってたでしょ?
今ね、ミシンを譲りたいっていう人がいらっしゃるんだけど、どうかしら?
!!!!!!!
嘘みたいな話だと思いました。
なんでも、XXさんが勤務中に、個人で洋服のお直しをしていた方が、「引退するから、ミシンを引き取ってくれないか」という問い合わせにいらしたというのです。
さっそくその方にお会いして、ミシン3台、トルソー、たくさんの糸を含めた洋服にお直しに使う材料など、一式、譲り受けました。しかも、処分するのにお金がかかると言われて困っていたから、無料でもらってくれるだけでありがたいとおっしゃるのです。
私が支払った金額は横浜から横須賀までの運搬費用3万円。
- 直線縫いミシン brother DB2-B714-3
- オーバーロックミシン Yamato DC-1H
- スクイ縫ミシン Yamato CM-251クラス
これらのミシンは、この横浜の引退した方から受け継ぎました。本当に助かりました。
まとめ
「直線縫いミシン brother DB2-B714-3」と「スクイ縫ミシンYamato CM-251クラス」、これらのミシンがなかったら仕事にならないので、運命の出会いに心から感謝です。たくさんの糸たちも、全部揃えたらものすごい金額になります。
オカルト的なことは冗談の範囲内で大好きですが、本当にそういうのあるんじゃないの?!って思ってしまうほどの出来事でした。この時ほど、目に見えない力を感じたことはないかもしれません。運の追い風が強すぎて、気を抜いたら派手に転ぶんじゃないかって怖くもなりました。(ずっと気を張り過ぎていたのか、事業を始めて半年後に人生3回目の帯状疱疹になりました。)
TKが昔、夢は語るもんじゃない、叶えるもんだと言っていましたが、しつこくない程度に語った方が良いと私は思いました。やりたいことを話して、それをするのに欲しいものを言う。これを聞いてくれた人が一緒にアンテナ張ってくれるんだ!と感動しました。
こうやって、設備や材料などに大金を使うことなく、お店をオープンすることができました。本当にラッキーなことだと思います。
せっかく頂いたご縁ですので、大事に末永く使わせていただきます。