デニムパンツ、ジーンズの裾上げをしました。-6.5㎝
- 裾上げ 三つ折りタタキ 600円
- ぎり20㎝幅以内。(20㎝以上であればプラス200円)
- 縫い解きはなし。
- オリジナルと同じようにヘムを細くしてほしいとのこと。
「この細い感じにしてください」と、ご注文の時におっしゃっていただいて本当に良かったです。なるべくオリジナルに近いようにお直しをしているのですが、ピンポイントで言われないと、万が一のことを考えてしまって、なんとなく保険で多めに縫い代をとってしまう傾向にあるんですよね…。なので、この細いのがいいんだ!というご希望やこだわりをお持ちであれば、ぜひお伝えくださいませ。
工程の紹介
使ったミシンの紹介
- ブラザーの工業用ミシン(針は14番、糸は20番)
厚物はこのブラザーの工業用ミシンを使っています。
仕上がり線とカット線
裾から-6.5㎝のところに線チャコで線を引きます。
オリジナルの細いヘムは、1.2㎝。
仕上がり線から2.5㎝のところに線を引きます。
イメージとしては、こんな感じです↓↓ 簡単な計算式だと、1.2㎝ x 2 + 折り曲げ分1~2㎜(←布の厚さによって変えています。)
糸の選定
最初、#30番の糸を使おうと思っていたのですが、試し縫いしてみたら、なんとなく細い感じがしました。なので、当店にある一番太い糸、20番の糸の中から近い色を選んで、そちらを使いました。20番の糸は、そんなに色の種類は持っていませんが、オリジナルの糸が太かったら、なるべく太い方を使って縫うようにしています。
細く折り曲げるようにする工夫→たたく
布が厚いのに対して、折り返しのヘムが狭い場合は、サイドの縫い代にちょっと工夫をする必要があります。
5㎜くらい端に向かって縫い代をカットします。これをすると、厚い布でも折り曲げたときに、ヘムが太く広がることが抑えられます。
2回折って3つ折りにしたら、木槌でサイドをつぶれるまで叩きます。
縫う
縫い目は3.5に設定しました。試し縫いの時に3.5ぐらいがオリジナルと近かったので。
布が重なり合ったところ、片方、ミシンの抑えがひっかかるところがあります。ストレッチ素材を縫うときに使うPPバンドですが、それを挟んで、山を乗り越えやすくします。
最後にアイロンをかけて終了です。