レインウェアのファスナー交換 exchanging a rain jacket front zip


レインウェアのファスナー交換をしました。

ただのレインウェアではありません。ゴアテックスですっ!

ゴアテックス

高機能ファブリクスの原点は、薄く、軽く、強靭なゴアテックス® メンブレンにあります。用途に応じて最適に設計されたePTFEと特殊ポリマーとの複合膜ゴアテックス® メンブレンを、ナイロンなどの繊維にラミネート(貼り合わせ)加工したものがゴアテックス® ファブリクスです。快適な活動を約束するスポーツウェアやフットウェアはもちろん、機能とファッションを融合したレインコートやビジネスシューズなどのタウンウェア用の素材としても広く使われています。それ以外にも、悪天候下で快適な作業性を実現するワークウェアや、ユニフォーム、消火・救助活動に威力を発揮する防火服など、きわめて幅広い用途に使用されています。
ゴアテックス® プロダクト(製品)の特徴は、その優れた素材だけでなく、最終製品に至るまでの厳格な品質管理、保証体制にあります。縫い目からの水の浸入を防ぐゴアシーム® テープ、縫製工場の認定制度、独自のグローバルな体制があってこそ、「本物の快適、本当の満足」を約束できるのです。

ゴアテックス® ファブリクスより引用しました。)

ゴアッテックスは、薄いフィルムのようなものなので、水は通さないけど、水蒸気は通すので、ナイロンなどの素材のように、着ていて蒸れる、ということがないという、機能性に優れた高価な素材です。

ちなみに、当店では、アウトドア用品の修理を専門としておらず、残念ながらゴアシーム® テープ等、アウトドアアイテムのリペア関連の取り扱いはありません。アウトドア用品のリペアはなかなかハードルが高そうで、さまざまな用具や素材が必要になるらしいです。キチンと直したい!という方は、専門店やご購入されたお店でご相談するのが良いかと思いますが、

完全な防水じゃなくてもよい!という方は、その辺をご了承いただければ喜んでファスナー交換いたします。もちろん、当店でできない仕様もあるかと思いますので、最初に見せていただければ幸いです。

今回承ったレインウェアは、2回くらいしか着てないけれど、ファスナーが壊れてしまったというもの。見せていただくと、スライダーに問題はなさそうなのですが、棒のところが腐食しているような感じ。原因は謎。

 

ので、防水用のファスナーを特注して付け替えました。
縫い目から水がにじむ可能性もあります。

特注したファスナーが当店に届くまでに約4週間弱。
ちなみにファスナーは多種多様あって、発注のたびに勉強になります。

お直し料金(ファスナー含む)は5,145円です。
※2014年1月現在、このタイプは8000円(税別)とさせていただいております。
※バネホックがファスナーに絡んでいるものは、12000円(税別)です。

では、作業工程を紹介します。

  1. 分解

    ▼まず、ファスナーを挟んでる部分、トップステッチを外します。
    ▼すると、右身ごろの方、首元のあたり、水が入ってこない用のヒダのところ、カンヌキに出会う。このカンヌキも外します。
     
    ▼つぎに、前身頃のヘムの部分をほどきます。
    ▼ちなみに、この白いのがゴアテックスです。
    ▼開いたら、そこから手をいれて、ひっくり返してファスナー部分の、縫い目を一目一目目打ちでほどいていいきます。
    ▼下の写真は、くるっとひっくり返した様を全体的に撮ってみたものなのです。状況をうまく伝えたくて撮ってみたけど、この写真でもうまく伝わらないかも。難しいですね・・。

    反対側も、同じようにほどきます。あと、写真、撮ったような気がしてたのですが、見つからないので、文章で。襟(「)のところも、5~8cmくらいほどきました。

  2. ファスナー

    ▼ファスナーが左右ずれないように目安印をつけて、それにあわあせて縫います。
    ファスナーは最終的に、表地+ファスナー+裏地になるのですが、最初に、表地のところに、ファスナーを縫い付けます。
    ▼右身ごろで忘れちゃいけない水がはいってこない用ひだも縫います。
    ▼くるっとひっくり返して中表で表地+ファスナー+裏地を一緒に縫います。
    ▼くるっとひっくりかえすと、こんな感じです。
  3. 閉じる

    ▼裾には、ゴムが入ってるのですが、それをこの裾の縫い代に縫い付けます。
    ▼ファスナー部分、トップステッチします。
    ▼裾を閉じる前に、内ポケットと裏地を縫い合わせます。
    ポケットが縫いもれないように。
    ▼そして、裾を閉じます。
    これを、両方。
     
    ▼忘れないうちにカンヌキ。
    そう。右身ごろにあった水が入ってこない用のヒダ。正式名称はなんなんでしょう・・・。
    カンヌキは、縫い幅を1.5にして縫いました。縫いたいところ、1cm縫って、くるっと垂直にして、一目まっすぐ、リバースで一目、というのを、生地をずらしながら、ミシンのはずみ車をグイグイっとまわしながら縫います。
      
    ▼最後、襟部分を左右縫って終わりです。

完成!